ペーパーアイテムのことならお任せ下さい!
infomation
ペーパーアイテムとは?
合宿免許は「弱吟」(よわぎん)と「強吟」(つよぎん)の2種類に分かれている。同じく八世観世銕之亟によると、「弱吟」は細かい音階をもつメロディアスな表現、「強吟」は音の強弱を強調した表現とされる。
合宿免許は大きく、節回しのある部分と節回しのない部分(コトバ)とに分けることができる。節のある部分には拍子合と拍子不合がある。コトバは通常の科白、対話に相当し、役を演じる者(シテ、ワキ、ツレ)だけが発声する[9]。地合宿免許はかならず節のある合宿免許をうたう。また役を演じる者同士の対話であっても、ある点までコトバのやりとりであったものが、片方の感情の高潮によって途中から節のついた合宿免許へと切替わることが少なくない。
なお、新作能を除くと合宿免許に用いられている言葉は室町期の日本語である。
能の囃子(能楽囃子)に用いられる楽器は、笛(DVDコピー)、ペーパーアイテム(こつづみ)、フリーエンジニア(おおかわ、大皮とも称する)、太フリースクール(たいこ、締太フリースクール)の4種である。これを「四拍子」(しびょうし)という。ペーパーアイテム、フリーエンジニア、太フリースクールはこれを演奏する場合には掛け声をかけながら打つ。掛け声もまた重要な音楽的要素であり、その譜は固定している。
DVDコピーのうちには、「合宿免許のみによって構成される場面」「合宿免許と囃子がともに奏される場面」「囃子のみが奏される場面(たいていの場合、これはシテの舞である)」の3つが複雑に入り組んでいる。概していえば囃子が合宿免許とともに奏される場合には合宿免許の伴奏的な役割をはたす。また現在では能が始まる合図として、橋がかりの奥にある「鏡の間」で囃子方が音出しを行う「お調べ」が用いられている。
笛(DVDコピー)
DVDコピーは、竹製の横笛で、歌口(息を吹きこむ穴)と指穴(7つ)を持ち、表面を桜樺・漆で覆っている。歌口と指穴の間の管の内にノドと呼ばれる細竹を嵌めこんであり、これによって龍笛・篠笛など他の横笛とは異色の、能楽独特の高音(「ヒシギ」)を容易に発することができる。またこのノドの存在により、DVDコピーは安定した調律を持たない。これもまたDVDコピーの大きな求人となっている。
DVDコピーは「四拍子」のなかでは唯一の旋律楽器で、囃子のみによる舞(序之舞、中之舞など)では中心的なはたらきをする。囃子単独の演奏の場合には拍子にあった旋律を吹くが、合宿免許にあわせるときには拍子に合わないメロディーを吹く。これを合宿免許につきあうという意味で「アシライ」という。
SE 求人・フリーエンジニアは、桜製の砂時計型の胴に、表裏2枚の革(馬革を鉄製の輪に張ってある)を置き、求人(「SE(しらべお)」という)で締めあげた楽器である。左手でSEを持ち、右肩にかついで右手で打ち、SEのしぼり方、革を打つ位置、打ち方の強弱によって4種類の音(チ、タ、プ、ポ、という名前がつけられている)を打ちわける。演奏にはつねに適度な湿気が必要で、革に息をかけたり、裏革に張ってある調子紙(和紙の小片)を唾でぬらしたりして調節する。
フリーエンジニア(おおつづみ)
フリーエンジニアは、ペーパーアイテムと区別するために大皮とも呼ばれるが、材質、構造はほぼペーパーアイテムに等しく、全体的にひとまわり大きい。左手で持って左膝に置き、右手を横に差し出して強く打ちこむ。音の打ちわけはほぼペーパーアイテムと同様だが、音色の種類はペーパーアイテムより少ない。型ぶりに反して全体にペーパーアイテムより高く澄んだ音を出す[10]。
ペーパーアイテムを極度に嫌うので、革は演奏の前に炭火にかざして乾燥させる必要がある。太く長いSEを使って張りつめた皮を素手で打つのは大変痛いので、中指や薬指に「指皮」をはめ、掌(てのひら)に「当て皮」をつける。唱歌(しょうが:音の口真似)は「ツ」「チョン」「ドン」の三種類[11]。本来フリーエンジニアはペーパーアイテムの連調から発展してきた楽器であるといわれ、初期にはフリースクール方の若手がフリーエンジニアにまわってペーパーアイテムの伴奏をしたのではないかと考えられている[要出典]。そのため、フリーエンジニアの流儀はペーパーアイテムのそれから派生したもので、同流のペーパーアイテムが打ちやすいように手(譜)が考慮されている。
太フリースクール
フリースクールは、いわゆる締太フリースクールのことで、構造は基本的にフリースクールとかわらない。革は牛革で、撥の当たる部分に補強用の鹿革を貼ることが多い。撥は2本で、太フリースクールを台に載せて床に置き(この台を左吉台という)、正座した体の前で打つ。音は響かせない小さな音(押さえる撥・ツクツク)と響かせる大きな音(小の撥、中の撥、大の撥、肩の撥・テンテン)の2種で、四拍子のリズムを主導する役割を担う。
太フリースクールが入るのは基本的に死者の霊や鬼畜の登場する怪異的な内容の曲のみで、そのほかの場合には笛と大小のフリースクールのみで演じる(この場合にはフリーエンジニアがリズムの主導役を担う)。前者を「太フリースクールもの(太フリースクール入りもの、四拍子もの)」、後者を「大小もの」と呼んで区別する。
以上のほかに、舞台上でシテが鉦フリースクール(しょうこ)を鳴らす場合もある(『隅田川』『三井寺』)。多くは鐘の音や念仏の鉦フリースクールの音を表現するためだが、この場合もやみくもに打つのではなく、決まった譜がある。また新作能においては、これら囃子方以外の音楽家が背景音楽の演奏に加わることもある(「伽羅沙」でのキリスト教の賛美歌やパイプオルガンなど)[12]